こんにちは、一般社団法人ひとtoペットの武田です。
8月30日(水)から9月5日(火)は防災週間。
ペット防災。毎日更新の中ですこしなじんだ言葉になったでしょうか。
ペットと共に暮らしていない方にも、「たしかにそうかも」と思っていただけるとよいのですが。
はじめはちょっと面倒なところもありますが、歯みがきと似た感じになるといいなと思っています。ペット防災も歯磨きみたいになればこっちのもの。
意識しなくても防災が日常とつながり感じられることが、この5回の毎日更新のゴールです。
どんな方にお勧めか、ペット防災とはについては、各リンク先ご確認くださいませ。
※これら文章は、2023年5月に5回、ぐるっとママ高知にて寄稿した内容を追記改変し、8月31日から9月5日まで毎日更新しています。(間に9月の壁紙カレンダー公開ありました)
全体もくじ
- 1stステージ:想像することの大切さ
- 2ndステージ:対策を練ろう
- 3rdステージ:空振ってもいい!実際やってみる
- 4thステージ:ペット防災に役立つ情報ページやアプリまとめ
- 5thステージ:ペット防災小話からイメージふくらませてみよう
「防災」で大事なこと2つ
「防災」と聞くとたいそうなことに聞こえますが、大事なことは大きく2つ。
- まずは自分が生き残る
- 災害時どうするかを前もって考え、実際にやっていく
1stステージでは想像していただいて、2ndステージでは対策を練りました。
今回の3rdステージでは、実際やってみましょう!
3rdステージ:空振ってもいい!実際やってみる
実際にやってみるからわかる
ちょっと、想像してみましょう。
あなたが注文した荷物を持ってきた配送の方がいます。あなたはその荷物を受け取ります。
「ちょっと重いですが大丈夫ですか?」と言われて、「はい」と言いました。
配送の方の前置き発言のおかげで、体が「ちょっと重い」仕様になります。おかげで自分の想像の「ちょっと重い」であれば、なんなく受け入れられます。これはペットボトル1本を受け取るのとはまた、自分のからだの準備が違うと思います。
さて、この自分の想像する「ちょっと重い」が、配送の方がおっしゃる「ちょっと重い」とズレていた場合どうなるでしょうか。
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<考えてみよう!>
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そうですね、荷物を落としてしまうかもしれません。
この想像話は、想像ではなく著者に実際起きた話です。5㎏ぐらいかなと思っていたら想像より重く、一瞬腕がビシッとなり耐えました。
のちほど、この荷物の重さを量ったら15㎏ありました。普段の著者であれば15㎏は問題なく持ち上げられますが・・・とにかく荷物、落とさなくてよかった・・・
さて、話を戻します。
このように、想像と実際はズレることがある、というか、ズレることが当たり前と思って先読み行動することが大事。
せっかく準備をしても、
- 荷物が多すぎて運べない
- 荷物が重くて運べない
- ペットが来ない
- ペットがキャリーバッグに入らない
- 避難場所までの道の足場が悪い時は通れない
などなど「実際やるからわかること」は、けっこうあります。
ネコと実際やってみた
高知県須崎市で毎年行われている避難訓練。2019年12月、当時共に暮らしていたネコのこむぎと参加しました。
自分の動きを確認しながら、ネコの動きも確認。地震が起きてから10分で避難所である裏山に駆け上がる必要があります。なぜなら、1stステージでお伝えした通り、この地区は5~10mの津波が来るからです。
あ、市の警報が鳴り出しました。
- 警報を聞いても、ネコがおびえて逃げないか
- 名前を呼んだら来るか
- リードは付けられるか
- キャリーバッグに入れられるか
- キャリーバッグを背負い、ネコと自分の荷物を運べるか
- 避難経路はどこか
- もし想像していた避難経路が歩けない場合どこが考えられるか
- いつもは上がれる一次避難所までの坂道を、荷物を持って上がれるか
続々と上がってこられる地区の方々
当時の避難セット。ギリギリ運べましたが、けっこう大変でした。
このように、著者は避難訓練や避難所訓練の機会をつかって、日常で行っているペットとの暮らしの成果を試していました。
特に何も起きていない普通の日だからこそできる訓練、大事なことだと思っています。雨が降っている日、夏、冬、いろんなパタンでできるとより良いですね。
ぜひ、あなたもペット含めたご家族と実際にやってみてくださいね。
空振っていい
空振り。なんとなく嫌な言葉でしょうか。防災では、この「空振り」を盛大にやっていただきたいです。
なぜなら「空振れた」ということは、「生き残った」ということだから。まだ次があるのだから。
ここで、盛大な空振り例をご紹介!
著者はかつて、高知県高岡郡四万十町の四万十川の側に住んでいました。大雨で避難指示が出たとき、ここぞとばかりに1人でペットと施設に避難(+訓練)。
この時はウサギ2匹と暮らしていたおり、行政の方に許可いただき施設内にウサギも入れ、どう暮らすかのシミュレーションさせていただきました。ラッキー!
時間がたち、避難指示解除されました。さあ、見事に空振った!いえい!!生き残りましたね。
このように空振り万歳です。実際に行動したからこそ、起こることなんですから。胸を張りましょ!
さいごに
とはいえ、過度におびえる必要はないです。目線を上げてすこしずつでも確実に、日常に防災をまぜていきましょう。
以上、日々に「まぜる」ペット防災ー3rdステージ:空振ってもいい!実際やってみるーでした。
またお目にかかりましょう。